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メッセージ

世話人
新田 國夫
【東京】
新田クリニック

皆様こんにちは、大変忙しい日々が続いています。そのうちに過労死するのではないかと恐れています。夜の7時からは毎日会議が入り、家路に着くのは10時を超えます。これでよく在宅医療ができているのか不思議に思われるかもしれませんが、看護師長をはじめとした皆様の努力によりなんとかおこなえているのが実情かと思います。外科、救急救命センター、24時間体制の在宅医療を30数年も続けていると、体はボロボロになりそうですが、現在のところは元気です。在宅医療も5年目、10年目、さらには15年と経過するごとに、医療の中身は変化し、更なる面白みが感じられます。元気でタリバーンのような在宅原理主義の時代、先端医療在宅の時代、何もしないことをよしとした時代、そしてその中から今ある在宅医療へと変遷してきました、在宅医療の根源は高齢者医療にあると思っています。在宅緩和ケアーは確かに日常の在宅の忙しさを感じさせますが、本来の姿は高齢者の生活をどのように支えるかであるかと思っています。東京都の在宅医療モデルは昨年から始まり、3か所が行っています。豊島区医師会、墨田区医師会、そして新田クリニックです。私のところは、点の世界から面の世界を目指して地域のモデルの構築を考えています。今までは各個人の先生方の努力により在宅医療が発展してきましたがこれからは、地域力を生かして一人、二人の医師が頑張るのではなく、多くの医師が参加できる態勢作りが必要かと思います。在宅支援診療所は重荷になり、その地域における在宅医療の発展が妨げられることも現実であります。今後さらなる検討が必要かと思い、私自身は意見を持っています。もう一つのモデル事業は多摩西部医療圏における、摂食嚥下事業です。この地域に各市に嚥下評価のできる医師、および歯科医師を作ることです。現在評価医ができ、当院と武蔵村山病院が事務局になり西部地域の摂食嚥下障害患者に対する評価、指導、リハビリ体制を作る準備ができたところです。さらに広域の事業としては東京都の全域で今年の10月、11月から、ケアマネージャー、および介護職のための在宅医療サポート介護支援専門員研修カリキュラム案を現在作る作業をしています。医療への気づきが重要で、いかにして福祉職が理解できるのかの教科書および研修体制をどうするかを検討しています。現在東京都医師会地域福祉委員会委員長として、いずれの作業にも参加していますが、現在必要なことは、社会が求めることは我々から創造することです。医療保険制度、介護保険制度も基本的なところからの改革が必要と思っています。皆様の活躍を期待しています。